総経理ご挨拶

「国産化」推進の背景下、日中産業チェーンに焦点を当て高品質なものづくりの発展に寄与します
 
 昨年は大変お世話になりました。2023年を振り返ると、コロナ禍を乗り越えて中国経済は多くの試練に直面しながら、回復を続けてきました。国際情勢が複雑化しているなか、中国製造業における「国産化」の傾向がますます明確になり、日中製造企業間の協力は新たな機会と課題に直面しています。
 
 中国企業は、多くの分野で革新的な開拓力と新興市場への鋭い洞察力を持っています。一方、優れた生産技術、効率的な管理システムを持つのが日本企業の強みです。中国企業が研究開発の独自性を強化すると同時に、日本企業の先進技術と管理経験を吸収・融合し、また、日本企業が中国市場に進出し、中国企業との技術・資本提携を実施することは、お互いコア競争力を向上させるカギの一つとなっています。
 
 FNAは「日中製造業マッチングプラットフォーム」として、「ビジネスマッチングを通じて、ものづくりのあらゆる可能性を最大限に引き出す」を理念に、潜在顧客開拓、新製品および市場調査、M&Aサービスなど、さまざまなサービスを提供しております。自動車、設備製造、電子・IT、環境・新エネ、新材料、医療健康などの分野において、日中企業が交流を深化し、ウィンウィン関係を構築できることを信じています。
 
 特にハイテク分野では、中国はドローン、太陽光発電、リチウムイオン電池、新エネルギー自動車および自動運転などのコア技術・製品では重要な地位を占めています。また、世界全体のグリーン経済発展戦略に向けて、中国は「ダブルカーボン」政策を着実に推進しています。この背景下、日中企業はいかにクリーンエネルギー技術を共同研究開発・応用し、そしてグリーン成長を牽引するのも、注目すべき話題となっています。
 
 2024年、FNAは引き続き日中産業協力の架け橋として、製造企業のコア競争力と付加価値の向上を支援し、日中製造業の更なる発展に貢献できるよう努めていきます。新たな一年も皆様とともに前へ歩みを進めていきたいと思います。
 
FNA ファクトリーネットワークチャイナ
総経理 兪婕